三美運輸専用線


   美唄市の南東には三美炭鉱があった。美唄から南美唄まで国鉄線(函館線南美唄支線)が伸びていたが、南美唄からは国鉄の南美唄貨物線に連続する形で三美運輸専用線が通じていた。この専用線では、明治年間に輸入され、かつて国鉄で運用されていた2100形(B6型)と呼ばれる古典的蒸気機関車が2機、入れ替え用に活動していた。写真22の1号機は、国鉄時代の2649号機で、米国ボールドウィン社製である。2号機は国鉄時代の2248号機で、1963年に日本甜菜糖士別工場から三美運輸に移った。こちらは、英国ノースブリティッシュ社製。2機は、いずれも1905年に製作されたものだという。どちらも1973年の三美炭鉱の閉山に伴い、廃車となったが、江別市の個人に引き取られたという。一般公開はされていない。写真15-18のD5111は、現在札幌市内の農試公園で静態保存されている。
 撮影は1~14が1970年11月、15~56が1972年5月1日。
(29~32は別の機会の可能性がある)
 
(国土地理院発行 5万分の一地形図 岩見沢
1965年修正 南美唄付近)



1 2号機

2 2号機

3 2号機

4 2号機

5 2号機

6 2号機

7 2号機

8 2号機

9 2号機

10 2号機

11 2号機

12 2号機

13 2号機

14 2号機

15 国鉄の南美唄貨物線と連続しており、D51が乗り入れていた。

16 D5111

17 D5111 D5111は札幌市農試公園で静態保存されている。

18 D5111

19

20

21

22 1号機

23 1号機

24

25

26 1号機

27

28

29 2機が並んで

30 

31

32 2号機

33 2号機

34

35

36

37 機関庫

38 機関庫

39 機関庫

40 機関庫

41 2号機

42 2号機

43

44

45

46 1号機

47 1号機

48 1号機

49

50 1号機

51  1号機

52  1号機

53

54

55

56 1号機


 
1971年8月の函館本線南美唄支線時刻表
南美唄を発着する旅客列車は、すでに全部ディーゼルカーだった。