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リャプノフ



協奏曲

ピアノ協奏曲 第1番 第2番 ウクライナ民謡による狂詩曲
 p: ミルン ブラビンズ指揮 BBCスコットランド交響楽団

レビュー日:2004.2.14
★★★☆☆ リャプノフ作品の姿を伝える希少な録音
 リャプノフのピアノ協奏曲(第1番&第2番)と「ウクライナ民謡による狂詩曲」の3曲を収録。
 ロシアの作曲家リャプノフは、作曲をチャイコフスキー、タネーエフ等に学んだ後、バラキレフに師事し作曲技法に磨きをかけた。
 ここに収録されている3曲はいづれも色彩豊かなオーケストレーションと民謡の旋律にインスパイアされたメロディーが印象的であり、バラキレフの影響が少なからずも現われている作品である。
 また、ピアノ・パートに関してはリャプノフ自身がコンサート・ピアニストであり、リストの影響を受けていることから難易度の高いフレーズが多く、ピアニストへの高度な技巧が要求される。
 ちなみに「ピアノ協奏曲第1番」は世界初録音。ウクライナ民謡による変奏曲はエキゾチックな雰囲気を漂わせる。ヘイミッシュ・ミルンは録音だけでなく、オーケストラとの共演やソロ・リサイタル、または室内楽奏者との演奏など幅広い活動をしているピアニスト。


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