トップへ戻る

フックス



協奏曲

フックス ピアノと管弦楽のための協奏曲  キール ピアノ協奏曲
p: ロスコー ブラビンズ指揮 BBCスコットランド交響楽団

レビュー日:2004.2.14
★★★★☆ 秘曲の魅力・フックスとキールのピアノ協奏曲
 フックスのピアノと管弦楽のための協奏曲とキールのピアノ協奏曲を収録。ロマン派ピアノ・コンチェルトの隠れた名作を発掘するハイペリオン・シリーズの31枚目。
 作曲家はどちらもマイナーだが、フックスはブラームスの友人であり、またウィーン音楽院の教授としてマーラー、シベリウス、フランツ・シュミット、シュレーカー、ヴォルフ、ツェムリンスキーを育てた人物だけにあなどれない。なかなか聴き応えのある情熱的ロマンを秘める。特に17分におよび第1楽章はやや単調ながら情熱的に繰り返されるロマンティシズムは濃厚で、ブラームスが好きな人なら結構楽しめるはず。


このページの先頭へ