ブリュル
ピアノ協奏曲 第1番 第2番 アンダンテとアレグロ p: ロスコー ブラビンズ指揮 BBCスコットランド交響楽団 レビュー日:2004.2.14 |
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★★★☆☆ ブリュルのめずらしい作品
ブリュルのピアノ協奏曲第1番&第2番とアンダンテとアレグロの3曲を収録。ロマン派ピアノ・コンチェルトの隠れた名作を発掘するハイペリオン・シリーズの20枚目。 イグナーツ・ブリュルはオーストリアのピアニスト兼作曲家。ブラームス音楽の良き理解者であり、ブラームス晩年のピアノ曲をいくつか初演している。最も有名な作品は、29歳のときに作られたオペラ「黄金の十字架」。 非常に明るい春めいた楽想が魅力であるが、旋律そのものは十分に拡張されず、やや未熟な感じも否めない。展開も流れがややぎこちない印象が残る。 |